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​月刊『農業経営者』

​連載

カリフォルニアでの稲作を紹介します。

36歳でアメリカに渡り、稲作と精米業に挑戦した体験から、カリフォルニアコメ産業実態の現場からの発信記録です。世界最強と言われたカリフォルニア稲作の強さと、問題点を指摘しています。日本コメ産業の役に立てればとの思いが、5年間の連載になりました。

(全60回の連載)

乾田直播技術が水田経営を抜本から変える革新的なものと言えるのはなぜか。低関税時代を目前に控えた今、低コスト・省力化を超えたその経営的意義を、すでに同栽培を実践している稲作経営者の取り組みや世界のコメ業界の動向を通して紹介します。

(全23回の連載)

​記事

◆田牧一郎のカリフォルニア稲作便り 

2002年04月号 第60回 連載の終わりに(その2)

購読者の皆様そして編集者の方々、長い間ありがとうございました。今回をもちまして連載を一休みさせていただきます。

 

2002年03月号 第59回 連載の終わりに(その1)

長い間掲載していただきました私の連載も、そろそろ一休みをさせていただこうと思っています。カリフォルニアの私の田んぼから見たアメリカのコメ産業あるいは日本のコメ産...

 

2002年02月号 第58回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その6)

日本の稲作が国際競争力を持てる理由の一つに、人的資源が豊かであることを、前回簡単に述べました。日本の稲作技術レベルが高いことは、その技術を開発し使っている人達の...

2002年01月号 第57回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その5)

カリフォルニアの2001年産米は、春の作付け時期にはコメの価格の低迷、そして水田かんがい用水の売却もあって、水田の作付け面積が前年対比で約15%減少しました。し...

2001年12月号 第56回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その4)

日本のコメが国際競争力を持てるようになるため、コメ政策に一つの提案をしてみます。それは、アメリカのコメ政策で実績のある方法であり、この連載でも何度か紹介した制度...

2001年11月号 第55回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その3)

ずいぶんと前ですが、親しい友人とこんな「頭の体操」をしたことがありました。コメが日本に輸入されるとすれば、そのきっかけあるいは状況、そして影響はどうなるのだろう...

2001年10月号 第54回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その2)

先月に引き続き大変大きなテーマですが、私がコメ作りとして今まで仕事をしながら考えてきたことの中間報告の意味も含めて今回も書いてみます。

2001年09月号 第53回 日本の稲作は国際競争力を持てるのか?(その1)

これは、私にとってコメ作りを始めた時から今まで、約30年にわたり考え続けてきたテーマです。私が就農して間もなく、カリフォルニアのコメ作りを見てみたいと考え、研修.....

2001年08月号 第52回 長年の経験を積み重ねて

今年の春、私は大変忙しく働きました。 今まで委託作業で行っていた本田の耕起作業や畔の耕起なども、全て私自身がトラクタで作業しました。

2001年07月号 第51回 低迷打破のためのチャレンジ

4月下旬から好天が続き、5月に入って記録的な高温となりました。このため、種播きの準備作業も急速に進み、5月中旬までにかなりの面積で種播きを終えました。5月も下旬...

2001年06月号 第50回 春作業開始、新農業法への動き

4月も末となり、カリフォルニアの稲作地帯は春の作付け準備作業の最盛期となりました。広大な水田地帯に立ち上る土煙は、大型トラクターの砕土や整地作業からのものです。...

2001年05月号 第49回 大停電・規制緩和と市場原理

今年始めに「カリフォルニア大停電!」とマスコミが日本でも報道したことは記憶に新しいと思います。

2001年04月号 第48回 コルサ・ファームショー

毎年冬になると、カリフォルニアの各地で農業機械や農業関連資材の展示会が開かれます。2月6~8日までウイリアムスの隣町のコルサで、規模の大きな展示会が開かれました...

2001年03月号 第47回 契約交渉の本格化

カリフォルニアでは、2001年産米の栽培契約の交渉が本格化してきました。生産者と、買い手である精米業者や穀物商社との売買契約です。

2001年02月号 第46回 夢の続き?

今年も目標を定めてスタートしたばかりです。

2001年01月号 第45回 2001年 初夢?

一月は色々な意味で忙しく過ごします。毎年のことですが何となく今年もがんばらねばと思います。さて具体的には何をどうがんばるのか?

2000年12月号 第44回 カリフォルニア米販売の課題

新米の収穫時期になり、カリフォルニア米の今年の品質や生産量、コメ業界の販売方針などを研究する日本からのミッションがいくつかありました。SBS制度でカリフォルニア...

2000年11月号 第43回 収穫調製作業の問題点

9月18日から記録的な暑さになり、最高気温が40度にもなりました。まだ収穫していない稲にはこの高温と乾いた北風が大敵ですので、風が吹かないことを祈っていました。....

2000年10月号 第42回 競争に勝ち残るために必要なこと

今年のカリフォルニアの稲刈りは早めに始まりました。

2000年09月号 第41回 夏の防除作業と安全対策

水田に水を入れてから40日が過ぎ、稲はだいぶしっかりしてきました。土から芽が出たばかりの時は、水田のあちこちの土をほじくり返し、種の様子を見ていました。次第に乾...

2000年08月号 第40回 ロスの寿司屋さんに学んだこと

6月末に、2度目のロサンゼルス往復の長距離ドライブをしてきました。

2000年07月号 第39回 有能な人材がコメ産業を救う

5月中旬、今年も80ヘクタールの水田にコシヒカリと短粒種良質米のいくつかの品種を播き終えました。今年は、3月後半、4月に好天に恵まれ、水田の春作業が例年より早く...

2000年06月号 第38回 強いコメ作りをめざして

3月末のカリフォルニアは春が満ち溢れています。

2000年05月号 第37回 カリフォルニア米の転換点

これまで降っていた雨が3月中旬に上がり、穏やかな春の日差しに変わりました。次第に気温も上昇し、乾いた風が吹くようになりました。この風が、カリフォルニアの農作業を...

2000年04月号 第36回 アメリカ農業団体の陳情活動

北カリフォルニアの春はアーモンドの花と一緒にはじまります。

2000年03月号 第35回 水の節約と技術革新

年末のカリフォルニアは、晴天で暖かい日が続きとても過ごしやすかったです。しかし雨の降る気配はまったく無く、同時に水不足を心配していました。

2000年02月号 第34回 SFレポート「革命的育種」あなたはそれをどう読むか?

コメの業界紙「Rice World」の1999年11月号に、カリフォルニア稲作普及研究所のキャラハン博士の大変おもしろい論文が掲載されていました。興味深く読みま...

2000年01月号 第33回 コメ産業が生き残る新たなステージに向かって

大きな区切りの年に、私の何か新しい事にチャレンジしてみようかと考えてみます。日本でのコメ作りの経験を生かしながらと言いつつも、実際は手探りでこれまで10年間、...

1999 年12月号 第32回 カリフォルニアの稲刈り風景

秋も深まりカリフォルニアの稲刈りもほとんど終了しました。

1999 年11月号 第31回 新しい短粒良質米とコメ貿易戦略

今年はライトニングストーム(雷の多発生)が多く、北カリフォルニア全域で一晩に6000回も記録されこともありました。落雷によって、乾燥した山林の下草や放牧地の枯れ...

1999 年10月号 第30回 寒くて暑い夏

今年はラニーニャによる異常気象の年です。

1999 年09月号 第29回 多様な経営形態-ランドバーグファミリー農場の場合

「カリフォルニアのコメ農場の平均的な姿」を訊ねられるといつも苦労します。日本のように「平均耕作面積」や「平均販売高」など「平均」という言葉で表わすことは、非常に...

1999 年08月号 第28回 春作業コストの秘密

6月は各地でパレードやカウンティーフェアーが行われています。

1999 年07月号 第27回 私の春作業コスト

1999年のコメ作り作業が始まりました。今年の春作業は晴天の日が続き、昨年のような雨による作付けの遅れや、放棄などはありませんでした。

1999 年06月号 第26回 カリフォルニア稲作から学べるもの

前号では、私がカリフォルニアでコメ作りを始めたきっかけを紹介しました。

1999 年05月号 第25回 カリフォルニア稲作、10年目

10年前の1989年、36才の初夏、私は妻と小学生の二人の娘を連れてカリフォルニア州ウイリアムスに引っ越しました。日本の農家の後継者として生まれ、15年間稲作を...

1999 年04月号 第24回 カリフォルニア米・今年の作付け

今年のカリフォルニア米の作付けはだいぶ増加しそうです。昨年は、この時期、遅くまで雨が続き、作付けできなかった田んぼが多くあったのですが、今年はその面積を取り戻し...

1999 年03月号 第23回 コメの国際競争激化必至!!それでも稲作を続けますか

コメの関税化が日本のWTOに対する通告によって今年から始まります。

1999 年02月号 第22回 全米コメ・アルトルック・コンファレンス報告

アメリカコメ業界の大イベント

1999 年01月号 第21回 99年のコメ産業に向けて

新年おめでとうございます 1998年エルニーニョ現象による大雨で始まったカリフォルニアも、11月末のサンクスギビングデーからクリスマスと大きな行事(人によっては...

1998 年12月号 第20回 今年のカリフォルニア稲作

今年のカリフォルニアの稲作は不順な天候に悩まされ続けました。春の大雨で始まり、6月、7月の高温、8月下旬からの急な気温の低下と強風がありました。

1998 年11月号 第19回 カリフォルニア・コメ育種試験場フィールドデー

カリフォルニア州ビッグス市の町はずれに、稲作試験場があります。新品種の開発を主な目的として、1952年から継続しています。ここで、毎年一回、日頃の研究成果や現在..

1998 年10月号 第18回 研究開発型経営者マークシューズ氏(その2)

31号に引き続き、マシューズ氏(31才)の紹介を、コメの話を中心にします。マシューズ氏はカリフォルニア州メリズビル市で農業を行っています。私の住むウイリアムスか...

1998 年09月号 第17回 「農業の将来」をテーマに行なわれたアグテック’98

カリフォルニアは、昨年末からの観測史上最多と言われる降水量や4月から6月末まで続いた低温でいつもとは違う気象に農業者は戸惑っています。すべて「エルニーニョ」のせ...

1998 年08月号 第16回 研究開発型経営者マークシューズ氏(その1)

今回と次回の2回に渡り、カリフォルニア州メリズビル市で農業をしているマーク・マシューズ氏を紹介します。水田の除草剤散布も一通り終了し、春作業も一段落した6月上旬...

1998 年07月号 第15回 アーカンソー州のコメ作り(その2)

前回は、アーカンソー州のコメ作りをテーマにクリス・イザベル氏の農場にも若干ふれました。彼の稲作経営者としてのチャレンジについては学ぶべき事がありますので再度紹介...

1998 年06月号 第14回 アーカンソー州のコメ作り

今回は4月上句に訪ねたアーカンソー州でのコメ作りを紹介します。

1998 年04月号 第13回 記録的な降雨となったカリフォルニア稲作地帯です

エルニーニョによって、約150年前からの降雨量レコードを塗り変えられてしまった地域が北カリフォルニアに続出しました。昨年の収穫作業が一段落した10月終わり頃から....

1998 年02月号 第12回 今年ももうすぐ作付け時期になります

毎年目標を立て、それに向かって実行し、その結果を確認し分析を行ってきました。今年も冬のうちに立てていたおおよその目標を現状に合わせ修正し確認する時期になりました...

1997 年12月号 第11回 カリフォルニアのカスタムワーク(農作業請負)その2

前回は収穫作業までのカスタムワークについて紹介しました。今回は収穫後のカスタムワークについて紹介します。

1997 年10月号 第10回 カリフォルニアのカスタムワーク(農作業請負)

『カスタムワーク』には特に定まった定義はありません。「農作業の代行」と表現するのが最適で、他に言いあらわしようがありません。しかしカスタムワーカー達は作業につい...

1997 年08月号 第09回 カリフォルニアのコメ流通

カリフォルニアのコメ流通には特別の規制もなく、誰でもが参入できるようになっています。生産者が直接販売する事もあれば、農協がまとめて販売するものもあります。左ペー...

1997 年06月号 第08回 カリフォルニアの稲作経営における農協

カリフォルニアでは農協がコメ業界の大きな力として存在しています。毎年、生産量の約60%(100万t・籾ベース)を2つの農協が精米・加工しながら販売しており、13...

1997年04月号 第07回 減反制度が無くなった時、農家はどう動いたか。

前回までは、季節の作業を通してカリフォルニアでの稲作を紹介してきました。今回からは稲作の経営という事を中心におき、関連することあるいは経営に影響を及ぼしている事.

1997 年02月号 第06回 3月末からの作業を控え、「自由に作り、自由に売る」経営のための勉強には終りがありません

カリフォルニアの稲作地帯の1997年は大雨で始まりました。昨年の春と同様、太平洋から運ばれた暖かい雲が北カリフォルニアに大量の雨を降らせ、年末に降った雪をも解か...

1996 年12月号 第05回 来年の計画のために今年の反省を、今年の反省のために調査・分析・データの蓄積を

今年の収穫は終わりましたが収穫量が期待より低かったのでがっかりしています。まだ統計数字は発表されていませんが、田んぼ 感覚ではエーカー当たり75cwt(1cwt..

1996 年10月号 第04回 9月も中旬となり、カリフォルニアも稲刈りが最盛期を迎えました。

ごく早生種のM-103から刈り取りが始まり、一番多く作付けされているM-202の刈り取りへと進んできました。今年は種まきの時期の降雨で出鼻をくじかれた気分でした...

1996 年08月号 第03回 農業自由化時代に、私のカリフォルニア農業体験が日本のコメ作り、コメ産業に活かせないか。

5月に播いたカリフォルニアのコメは、ほぼ順調に生育しています。いつもの年だと4月の下旬から順番に種播きが進み、5月下旬にだいたい終了します。種を播いた順に生育が.

1996 年06月号 第02回 天候は上々。カスタムワークをうまく組み合わせながら80haの播種・移植作業を済ませました。

 アメリカの新しい農業法FAIR(Federal Agriculture Improvement and Reform)も4月4日にクリントン大統領が法案に署名...

1996 年04月号 第01回 7年目の春。今年も作業と諸届けを並行して進めなければならない忙しい時期が巡ってきました

カリフォルニアもだいぶ気温が上がり、コメ作りの春作業を始める時期になりました。私はカリフォルニア州ウィリアムズでコメ作りを始めて、今年で7年目を迎えます。

 

 

◆乾田直播による水田経営革新

2008年01月号 第23回 乾田直播が生んだ世界に通じるビジネスモデル

本誌2006年2月号からこの連載を始め、カリフォルニアや南米の稲作、世界のコメ業界の話題などを紹介してきた。世界各地のコメ産地では、それぞれに問題を抱えながら

2007年12月号 第22回 日本と世界の直播栽培の現状を振り返って

現在、日本での直播栽培面積は、微増状態である。技術も確立され、反収も移植栽培と遜色ない水準になっている。労働時間の削減効果は明らかであり、肉体労働の軽減は誰もが...

2007年11月号 第21回 北海道の直播栽培 その2

福島との県境に位置する常陸太田市は、果樹栽培が盛んな低山地。私の住む地域では、45年前からブドウ栽培を行なっています。うちの農園の場合、ハウスものに関しては直売...

2007年10月号 第20回 北海道の直播栽培 その1

私は日本の稲作経営におけるコスト低減手段として、乾田直播栽培を将来性ある技術ととらえ、これまで各地を訪ねて、関係者の取り組みを本誌に紹介してきた。まず、秋田県大...

2007年09月号 第19回 順調に作付けが進んだ2007年のカリフォルニア

2月に日本を訪問したカリフォルニアの生産者たちが、今年も本格的に乾田直播栽培に取り組んでいる。

2007年08月号 第18回 不耕起V溝直播栽培への期待

コメの価格低下から、競争力のある稲作経営への挑戦が続いている。低コスト栽培はその切り札である愛知県では、長年の研究から不耕起V溝直播栽培の技術が確立され、同時に...

2007年07月号 第17回 直播栽培を後押しするもの

前回紹介したように、愛知県農業総合試験場が開発した不耕起V溝直播栽培が順調に普及し、この方式による栽培面積が毎年増加している。1995年に3・5haだった作付面...

2007年06月号 第16回 拡大する愛知県の乾田直播

愛知県農業総合試験場を訪問し、作物研究部の小出俊則・林元樹の両先生から乾田直播栽培技術について説明をうかがった。愛知県は日本農業の先進地であり、その農業技術開発...

2007年05月号 第15回 単粒種の良質米が世界に理解される日は来るか

昨年末に訪問したウルグアイの大規模コメ生産農場、アグリダイアモンド社では、水田の整備はもちろん、乾燥・精米施設の改良工事など、設備の更新が進んでいた。

2007年04月号 第14回 ウルグアイのコメ業界視察

ウルグアイで訪れた育種試験場では、カリフォルニアの大学で学んだという若い育種家から、育成中の品種を見せてもらうことができた。日本品種との交配から、倒伏しにくい品...

2007年03月号 第13回 ウルグアイのコメ生産者を訪ねて

以前までカリフォルニアの水田では、すべての面積でイネ刈り後のわらを燃やしていたが、現在は公害対策のために禁止されるようになった。

2007年01月号 第12回 アメリカライス連合会レポート

今回は米国のコメ業界(特に南部生産州)にとって大きな問題となっている、遺伝子組み換え米の混入問題について、コメ業界団体の対応をレポートしよう。

2006年12月号 第11回 乾田直播の効果と課題

今年に入ってから、秋田県大潟村の矢久保農場におけるコメの乾田直播栽培を紹介してきた。単位面積あたりの作業時間を減少させること、そして安定した収量を確保することが..

2006年11月号 第10回 矢久保農業の収穫作業

9月30日の夕方、大潟村に入っ た。週末でもあり、東北・秋田新 幹線の車窓から見える水田では、 稲刈り作業のコンバイン、そして モミ運搬用の軽トラックが...

2006年10月号 第09回 乾田直播稲の生育は順調であった

今年の単位面積当たりの予想収穫量は、平年を上回る玄米600kgと見ている。収量構成要素それぞれが、昨年対比で上回っていると見られる。面積当たりの茎数は播種密度を...

2006年09月号 第08回 乾田直播の先にある「総合水田経営」

矢久保農場を訪問し、お話をうかがったときのことである。乾田直播栽培をなぜ行っているのか? 基本的な質問を再度した。まだ確立していない技術に先駆者として取り組んで...

2006年08月号 第07回 発芽と苗立ちの絶対条件を再認識 除草剤・播種密度にも課題

6月末、矢久保農場を訪問し矢久保英吾さん、後継者の矢久保諭さんと話をしてきた。今年のここまでの状況、そして反省点や今後の対策もうかがった。

2006年07月号 第06回 綿密な環境整備で生育順調レベラ作業には反省点も

矢久保農場の今年の施肥は次の通りである。レーザーレベリングをした後に化成肥料を10a当たり80㎏、窒素成分で10a当たり6.8㎏施用している。ブロードキャスタで...

2006年06月号 第05回 肥培管理をしやすさが魅力の点播にて順調に播種作業終了

いよいよ種まきである。今年の矢久保農場では5月2日から5月4日まで作業を行った。

2006年05月号 第04回 最適な播種床づくりに補完し合うプラウ耕、砕土、レべリング

前回は矢久保氏の行っている種子選別や本田の準備作業などを見てみたが、今回は作業機から、良好な播種床作りに必要な要素を考えてみたい。

2006年04月号 第03回 大潟村矢久保農場、今年の計画

今年の矢久保氏の乾田直播栽培は、基本的には昨年と同じ作業体系での実施を計画しており、10haの水田にあきたこまちを作付けする。現在、4月20日から5月10日の間..

2006年03月号 第02回 マイナーな生産技術をどう使うか

乾田直播技術が水田経営を抜本から変える革新的なものと言えるのはなぜか。低関税時代を目前に控えた現在、低コスト・省力化を超えた経営的意義を、秋田県大潟村の矢久保英...

2006年02月号 第01回 日本発乾田直播技術の確立が急がれる理由

コメ作りの将来には、いろいろな姿があると思う。その将来像に自国のコメ作りの継続と繁栄を願い、世界のコメ産地はどこも、研鑽に励んでいる。問題を多く抱えているのは....

乾田直播による水田経営革新
 田牧一郎のカリフォルニア稲作便り
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